小児漢方外来を開設しています
近年、小児科にかかる患者さんはアレルギーなどの慢性症状、不定愁訴、ストレス性疾患治療のニーズが増加しています。 これらの患者さんの診断・治療において、近代医学で対応できないケースが多くみられることから、患者さんは病院の対応に満足できず、いくつもの病院を渡り歩くドクターショッピングを繰り返す結果となっています。
このような患者さんに対して、漢方医学的診断、治療が有効である場合が多々みられます。 漢方治療を望んでいる患者さんの受け入れ先が長野県北信地区にはないことから、当院では他院に先駆けて、小児科専門医・指導医かつ東洋医学会専門医の資格を持つ常勤医が小児漢方治療を専門外来として行っています。
下記の症状でお悩みの方はご相談ください。

対象患者
- 従来の治療やガイドラインの治療で改善しない慢性症状
(頭痛、腹痛、下痢、便秘、アレルギーなど) - 検査で異常を伴わないが日常生活に支障をきたす症状
(倦怠感、朝起き不良、不眠、風邪を引きやすい、食欲低下など) - 心療内科的疾患を伴わない精神的不安定、不登校、適応障害など
※原則として中学生以下の小児が対象となりますが、ご希望があれば年齢を問わず受診可能です。

診療場所・診療時間
- 小児科外来
- 毎週水曜日 午後2時から5時 予約制
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<漢方スクエア「私の漢方診療日誌」>
- 97号 (2009.6.10) No.119 甘麦大棗湯の甘い誘惑『子供の夜なき、チック、円形脱毛症、過呼吸症候群など広く使えて美味しい処方』
- 98号 (2009.6.24) No.120 春の女神の憂い『女子学生の過酷な日常に漢方薬の癒しを』
- 99号 (2009.7.8) No.121 女戦士の強い味方『受験時のアガリ防止に女神散』
- 100号 (2009.7.22) No.122 出かけるときは忘れずに『乗り物酔い、二日酔い、つらい吐き気に五苓散』
- 101号 (2009.8.12) No.124 〝怪談″真夜中のキッチンでガリガリと物音が‥・『氷をかじる頭痛持ちに半夏白朮天麻湯、柴苓湯』
- 102号 (2009.8.26) No.126 一休さんと知恵比べ『夢の中のトラを追い出す抑肝散加陳皮半夏』
- 103号 (2009.9.9) No.128 あの人は今…人生に秋風を感じる頃『加味逍遥散の慰め』
- 104号 (2009.9.23) No.130 給食を食べられなかった女の子が宇宙食を食べる日『不安からくる腹痛に加味帰脾湯』
- 105号 (2009.10.14) No.132 君の美しい唇のために『口腔アレルギー症候群の口唇腫脹に柴苓湯』
- 106号 (2009.10.28) No.133 漢方薬の美味しい召し上がり方『子供に漢方薬を飲ませる工夫』
雑誌
<「漢方と診療」こどものカラダとこころを癒す漢方薬>