2020年1月1日
2020年 新年を迎えて
新年おめでとうございます。
昨年10月12日の台風19号により被災され、甚大な被害にあわれた地域の皆様、その家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
当院にも被災した職員はおりましたが、病院運営は通常どおり、患者さんにもご迷惑をおかけすることなく継続できました。
また、壊滅状態であった豊野の特別養護老人ホームからの入院患者さんの受け入れ要請に対しても、病院をあげて協力することができました。
ご心配をいただきました医療関係者を含めまして多くの方々に改めて感謝いたします。
さて、長野松代総合病院は開設68年を迎えます。 南長野地区の基幹病院として地域に根差した診療及び検診活動を行い、皆様から愛され必要とされる病院を目指します。
療養環境の充実
- 健康管理部では、本院と附属若穂病院に「健診システム」を導入しました。システム導入により、検査進捗状況をシステム上でいつでも確認できるようになり、スタッフ間の情報共有はもちろん、空いている検査が一目でわかるので、ドック受診者を適切にご案内することができるようになりました。これにより待ち時間の短縮が期待されます。また、バーコード付ネームカードによる本人確認で誤認防止にも努めています。
- 昨年の4月から眼科医が常勤となり、外来診療がほぼ毎日行えるようにもなりました。
- 9月には、形成外科外来を本館2階へ移転し、形成外科診療と美容診療を1ヶ所に集約いたしました。天井吊り下げ型のLED設置のほか、レーザー治療専用の処置室やパウダールームを新設するなど、美容診療を受ける方にも配慮した設備となっています。
今後も地域の皆様が必要とする医療を提供できるよう、ソフト・ハード両面の充実に取り組んでまいります。
地域の皆様とともに
昨年は台風19号の影響で、本院の病院祭・医療展や地域医療フォーラムinながのは残念ながら中止となってしまいました。
各種疾患の啓蒙活動や、病院に対するお声をお聞きする機会は改めて設けたいと思います。
また、10月には恒例となっている「乳がん市民公開講座」を、当院乳腺・甲状腺センターが中心となり、長野県などと共同で開催しました。
市民の皆様の関心も高く毎年好評をいただいている講座ですので、今後も続けていきたいと思います。
屋上へリポートより望む冬の山々