2015年9月8日
リハビリテーション部に免荷式リフト「POPO(ポポ)」が導入されました
リハビリテーション部に、免荷式リフト「POPO(ポポ)」が導入されました。この機器の導入台数は全国的にまだ少なく、長野県内では初の導入となります。
POPOは、転倒の可能性がある患者さんが立ち上がって歩行するための訓練機器です。腰から太ももにかけて装着するハーネスによって患者さんの体を吊り上げ、下肢にかかる体重の負荷を減らす「免荷機能」により、歩行の際の転倒リスクを軽減します。従来の歩行訓練器とは異なり、立ち上がって歩行することへの不安感や負担感を減らし、安心して歩行訓練に取り組むことができます。患者さんが立ち上がる際には、介助者が患者さんを支える必要がなくなるため、介助者の腰痛予防にもなります。また、コンパクトで小回りがきく訓練器となっているため、通路が横幅80cm以上であれば歩行することができます。
当院においてはHCU(高密度治療室)で脳卒中発症早期の患者さんや、下肢の筋力低下や運動麻痺のある患者さんの早期離床のための起立や歩行訓練に使用していきます。リハビリ室では下肢の手術後等で十分に体重をかけて歩行できない患者さんの補助手段として使用することで、安全に歩行訓練を進めていきます。