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2016年9月6日

第95回長野松代総合病院病診連携研修会を開催しました

第95回長野松代総合病院病診連携研修会を開催しました

平成28年8月29日(月)、第95回長野松代総合病院病診連携研修会を開催しました。

今回は、『コミュニケーションとメンタルヘルス~明日から使える実践的コミュニケーションスキル~』と題して、心療内科・精神科部長 福家知則先生にご講演いただきました。近年、職場でのストレス問題や自殺者、うつ病患者の増加が深刻化していることから、平成27年12月より、従業員数50人以上の企業で従業員のストレスチェック実施を義務付ける法律が施行され、最近注目を浴びているテーマということもあり、外部からの参加者を含め職員200名ほどが参加しました。

講演では、職場でのメンタルヘルスの維持には、管理職が部下や職場環境などに対して行う“ラインケア"と、従業員が自分自身に行う“セルフケア"の実践が必要と述べられました。

まず、ラインケアについては、不調を防ぐキーパーソンとして“上司"の役割が大きいというお話がありました。上司が部下から相談を受ける場面において、上司は部下の感情を捉え相手の話を言い換えながら、相手が『そうなんです』と答えてくれるように共感の気持ちを示すことがポイントであると説明されました。セルフケアの説明では、起こった出来事によって不安や落ち込みなど気分の悪循環に陥ることを防ぐために、目の前の問題を第三者の目から見るようにしたり、最良と最悪のシナリオを考えてみるなどの気分転換を図る心掛けをするといった思考の切り替え方のヒントが示されました。

最後に福家先生は「周りの人達は仲間。いかに一人ひとりの特徴を活かして仕事をするか全員で考える職場であってほしい」と述べられました。職場でのコミュニケーションとメンタルヘルスについてわかりやすくお話いただき、参加者は福家先生の講演に真剣に耳を傾けていました。

第95回長野松代総合病院病診連携研修会を開催しました

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