2017年5月25日
第101回長野松代総合病院病診連携研修会を開催しました
平成29年5月15日(月)、第101回長野松代総合病院病診連携研修会を開催しました。
今回は、講師に信州大学医学部形成再建外科学教室 教授 杠 俊介先生をお招きし、『形成外科で最近可能になった治療とこれからの取り組むべき課題』についてご講演いただきました。
講演では、先生がこれまで取り組まれてきた幅広い年齢層の患者さんの具体的な症例が提示され、わかりやすくお話いただきました。腫瘍切除・疾病・外傷・先天異常が原因で欠損した組織を再建することで病気の根治や機能回復につながり、さらには患者さんの社会復帰までサポートできるとの説明がありました。
また今後は、組織の再建だけではなく、患者さんの生活の質のさらなる向上を目指して、爪や唇など組織の「再生」の研究が求められているとのお話がありました。技術の発展を続ける形成外科分野のお話に、参加した職員は興味深く耳を傾けていました。
