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2019年9月19日

介護予防教室『人生会議をご存知ですか』を開催しました(9/11)

介護予防教室『人生会議をご存知ですか』を開催しました(9/11)

介護予防教室『人生介護をご存知ですか』を開催しました。

今回は訪問看護ステーションまつしろの菅原優子 訪問看護師が、自分や家族が“もしもの時”になった場合についてあらかじめ繰り返し話し合っておく「人生会議」について解説しました。

「人生会議」とは、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」の別称で、ここ数年で広まってきた考え方です。もしもの時に備えて、人生の最期に受けたい医療やケアについて、自分の希望や思いを家族や大切な人、介護やケアに関わる医療従事者とともにあらかじめ繰り返し話し合っておくことをいいます。

もし自分や家族が、突然の事故や病気で意識がなくなり、自分の考えを伝えることができなくなった場合、延命治療など今後の治療について、患者本人に代わってどのような選択をすべきかは周りの人を非常に悩ませるものです。そのため、健康なうちに人生の最期の過ごし方や受けたい治療の選択の意思表明をしておくことで、家族の迷いを救うことになります。菅原訪問看護師は、「“元気なときにこそ考えておく”ということが大切」と説明し、“自分が大切にしたいことは何か”“誰がそばにいてくれたら安心か”“最期をどこで過ごしたいか”“健康上の不安について相談できる人はいるか”など、人生の終わりまで自分らしく生きるために話し合っておくべきことを挙げ、参加者とともに考えました。また、行政や医療機関が発行している「事前意思表明書」などの書類の活用についても紹介がありました。

参加者の方々からは「人生会議という言葉を初めて知った」「独り暮らしなので、まず自分の意志を書き出してみたい」「健康なときこそ『もしもの時』について考えることが大切だと実感した」との声が聞かれました。


介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、5月から11月の毎月2回程度(年12回)開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細については下記のページをご覧ください。


次回 9月25日(水)10:00~ 松代公民館
介護予防教室『口腔内を知ろう~よく噛んで安全な食事をするために~』
講師 山越瑞貴 歯科衛生士

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JA長野厚生連

長野松代総合病院

〒381-1231

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TEL:026-278-2031

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