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2019年10月7日

介護予防教室『口腔内を知ろう~よく噛んで安全な食事をするために~』を開催しました(9/25)

介護予防教室『口腔内を知ろう~よく噛んで安全な食事をするために~』を開催しました(9/25)

介護予防教室『口腔内を知ろう~よく噛んで安全な食事をするために~』を開催しました。
今回は歯科口腔外科外来の山越瑞貴 歯科衛生士が、口の中の身近な病気や正しい歯磨きのポイントなどについて解説しました。
テレビで芸能人が舌がんであることを公表するなど、口の中の病気に注目が集まっています。最も身近な口内炎は、歯が当たることによる刺激や口の中の不衛生、ビタミン不足、ストレスなどにより起こります。1~2週間で治ることが多いですが、山越歯科衛生士は「痛みが伴い2週間経っても治らない場合は注意が必要」と説明しました。一方、舌がんは表面がでこぼこしており、部分的に白斑があるのが特徴です。最初は小さく、舌の内部まで進行していると気づきにくいことがあります。参加者の皆さんは持参した手鏡で自分自身の口の中を観察しながら話を聞いていました。
次に、歯磨きの注意点とポイントを解説しました。しっかり歯を磨いたつもりでも、歯と歯の間や歯と歯肉との境目は磨き残しがされやすいそうです。磨き残しは“プラーク(歯垢)”と呼ばれ、虫歯や歯周病を引き起こし、歯を失う最も大きな原因です。また、プラークが唾液によって石灰化した“歯石”は非常に硬く、歯磨きでは取ることができません。山越歯科衛生士は「かかりつけの歯科で定期的に検診とクリーニングを受けて除去することが重要」と呼びかけました。磨き残しをなくすために、磨く順番を決め、歯を一本ずつ磨くことをイメージすることがポイントです。歯間ブラシや糸ようじなどの補助的清掃用具も紹介され、口の中の健康を保つのに役立つ身近な話題に、参加者の皆さんは真剣に耳を傾けていました。


介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、5月から11月の毎月2回程度(年12回)開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細については下記のページをご覧ください。

次回 10月9日(水)10:00~ 松代公民館
介護予防教室『維持しよう。嚥下機能』
講師 リハビリテーション部 有坂春菜 言語聴覚士

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長野松代総合病院

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