2016年12月8日
介護予防教室「生活を見つめ直そう その2」を開催しました
平成28年11月30日(水)、今年度最後となる介護予防教室「生活を見つめ直そう その2」を開催しました。今回の講義は、平成28年6月29日(水)、介護予防教室「生活を見つめ直そう その1」の続編として「転倒」について講義を行いました。
転倒は、高齢者が要介護状態になる原因の第5位で、転倒・転落による「不慮の事故死亡」は交通事故よりも多く、年々増加しています。転倒場所は家の中が最も多く、特に庭・居間・玄関などの、ぬれているところ、階段・段差があるところ、片付けていない部屋はつまずきやすく転びやすいので注意が必要です。
講義では、講師の長谷川純一(理学療法士)より、「暮らしやすい住環境」というテーマで、転倒しやすい場所についての説明、庭や玄関の段差を解消する方法や玄関マットの滑り止めグッズなどの紹介がありました。しかし、全てを解消してしまうことにより、筋力が落ちる原因となってしまうといった懸念もあるとお話がありました。
参加者の皆さんは、自身の転倒にまつわる体験談を話し合ったり、講師の「自分の身の回り(環境)を見直し、少しの工夫で転倒は予防できる」という言葉に何度も頷きながら真剣に耳を傾けていました。
最後に「年をとるってどんなこと」(作詞:芹沢春江)をうさぎとかめの曲に合わせて歌いました。また、今年度の全12回すべての介護者・介護予防教室に参加された2名の方に皆勤賞として長野市地域包括支援センター長野松代総合病院から賞状が送られました。
介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、5月~11月の毎月2回程度(年12回)開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細については下記のページをご覧ください。