2017年7月19日
介護予防教室『緩和ケアについて』を開催しました
平成29年7月12日(水)、介護予防教室『緩和ケアについて』を開催しました。
第4回目の今回は、講師の風間恭子 緩和ケア認定看護師より、日本人の死因一位となっているがんの種類や治療方法、がんの告知を受けてから「終活」まで、具体例を挙げながらのわかりやすい講義でした。
がんの告知の話題では、告知により患者さんは身体的、精神的な苦痛だけではなく、様々な気持ちが絡み合った「全人的苦痛(トータルペイン)」を感じるとの説明がありました。これまでは、がんによる体の痛みを取り除くケアが中心でしたが、近年は「緩和ケア」の考え方が広まり、患者さんがどのようにその後の人生を過ごしたいか医療従事者とともに考えるケアに変わってきているとの話がありました。終末期に自宅での療養を希望する患者さんが年々増えており、最期の時をどのように過ごしたいか家族や周囲の人と話し合っておく「終活」が必要との説明がありました。
芸能人ががんであることを公表したり亡くなられるニュースが話題になっていることもあり、定期検診の重要性や、自分や家族の人生の最期をどのように迎えるか改めて考える時間となりました。
介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、5月から11月までの毎月2回程度(年12回)開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細については下記のページをご覧ください。
次回開催のお知らせ
7月26日(水)10:00~ 松代公民館
介護予防教室『しっかり噛んで、おいしく食べよう』 講師 臼田美穂 歯科衛生士