2020年9月28日
介護予防教室を開催しました(9/23)
介護予防教室『膝痛予防の心得~膝痛の原因と予防体操の実際~』を開催しました。
今回はリハビリテーション部の六川 恒 理学療法士、竹内誠貴 理学療法士より、多くの人が悩みを抱える「膝痛」について、膝の構造や痛くなる原因、簡単な体操による対処法などを詳しく説明しました。
膝痛は高齢女性に多く、いくつかある原因のうち「変形性膝関節症」による痛みが大部分を占めます。加齢により関節軟骨が弾力性を失い、軟骨がすり減ることで関節が変形します。治療法には、運動療法、薬物療法、物理療法、装具療法、外科的治療などがありますが、その中で、体操を中心とした自宅でできる運動療法を紹介しました。適度な運動を続けることで、筋力低下を防ぎ、腱・靭帯の柔軟性を維持でき、膝への負担による痛みを軽減します。痛みが軽減すると、さらに運動を継続できる“良い循環”が生まれるとの解説がありました。
足の筋力を鍛える体操も紹介され、参加者の皆さんは講師の実演を見ながら体操を行いました。また、痛みがある場合でも、杖の使い方や階段の昇り降りに気をつけたり、手すりやスロープを取り付けて生活環境を改善するなど、生活の工夫により症状の進行が抑えられることも説明しました。
介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細については下記のページをご覧ください。なお、参加には事前予約が必要となります(定員15名)。
次回 10月7日(水)10:00~ 松代公民館
介護予防教室『身近なものを使った作業活動で認知症を予防しよう』
講師 赤羽柚季枝 作業療法士
持ち物:はさみ、のり、定規