2020年11月24日
介護予防教室を開催しました(11/11)
介護予防教室『災害について考える~早めの避難をしてわかったこと~』を開催しました。
今回は訪問看護ステーションまつしろの土屋恵利子 訪問看護師が、昨年の台風19号災害で経験した早期避難と、その経験によってわかった避難に必要な持ち出し品について解説しました。
昨年10月の台風19号の際に土屋訪問看護師は、大きな被害を受ける前に家族とともに実家へ早期避難しました。幼い子どもがいるため、十分な量のおむつや着替え、お気に入りのおもちゃや食べ物、必要な薬などを持ち出し品として準備したそうです。避難の際に持ち出すものは家族構成によって異なり、子どもや高齢者とともに避難する場合は、何が必要か想像力を働かせて準備を行うことが大切だと話しました。特に在宅医療を受けている方や介護を必要とする方には、必要な薬や自宅で使用している医療機器、介助用品などの準備を十分に行わなければなりません。おむつが足りなくなった時のために、ビニール袋とタオルを使った簡易的なおむつの作り方を説明しました。また、参加者の皆さんと非常時持ち出し品のチェックリストで基本的な必要物品も確認しました。
日頃から、避難に必要な持ち出し品を準備しておくことに加え、どこへどのように避難するか確認しておくことも必要です。実際に避難場所まで歩いてみたり、地域の防災訓練や防災教室に参加したりすることも万が一の場合の備えとなります。土屋訪問看護師は、実家に避難した経験から「安心して過ごせる場所に早めに避難してよかった」と話し、正しい情報のもとで早めの行動を取ることが大切だと強調しました。
介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細、参加の際の注意事項については下記のページをご覧ください。なお、参加には前日までの事前申し込みが必要となります(定員15名)。
お申し込み・お問い合わせ
長野市地域包括支援センター 長野松代総合病院
TEL:026-278-2058(直通)