2024年8月16日
第40回小児初期救急充実研修会(第116回長野松代総合病院病診連携研修会)を開催しました(7/30)
第40回小児初期救急充実研修会(第116回長野松代総合病院病診連携研修会)を7月30日(火)に開催しました。
今回は『小児のけいれん重積の初期対応』について、小児科の清水正己副部長が講演を行いました。会場には、近隣の消防署から28名もの救急隊員の皆さまにお集まりいただいたほか、オンラインで地域の開業医の先生方や長野市内外の消防署救急隊の皆さまにもご視聴いただきました。
研修会では、当院に救急搬送された小児のけいれん重積症例を取り上げ、その対応について解説しました。治療ガイドラインで定められた推奨グレードに沿い、救急の現場においてどの薬剤を使用すべきかが示されました。けいれんに対する薬剤が複数あるなか、使用方法が限られている薬剤や当院で採用されていない薬剤もあり、その患者さんの症状と状況に応じて最適な薬剤を即座に判断して使用していく必要があることを学びました。
救急外来で小児の救急対応に携わる医師や看護師のほか、子どもを持つ様々な職種の職員も参加し、大変参考になる研修会となりました。参加者からは、「当院で使用できる薬剤がわかった」「実際の症例について聞くことができた。搬送先病院の選定の参考になった」などの声が聞かれました。