2025年12月24日
「有坂先生とあいいろのツバメプロジェクト」講演会を開催しました(12/11)
ALS(筋萎縮性側索硬化症)闘病中である有坂栄康(ありさかひでやす)先生を講師に迎え「有坂先生とあいいろのツバメプロジェクト」講演会を開催しました。
今回の講演会は、当院の看護師が患者さんとの関わりに悩む中で有坂先生の著書に出会い、“この思いを多くの職員に共有したい!”と思ったことをきっかけに開催することとなりました。
講演会では、当院職員でもあるプロジェクトメンバーが、有坂先生の「日々身体が動かなくなっていく怖さ」「痛みやかゆみは感じるのにそれを伝えることが出来ない」「ありがとうと伝えることも出来ない」「それでも“生きることを投げ出さない”と決めた」などの思いを代読しました。
その後、3~4人のグループを作り、職種を越えて意見交換を行いました。有坂先生からは、発表に対して「ナイス!」「Good Job!」と専用の文字盤を使ってコメントをいただき、笑顔あふれる雰囲気に活発な発表が続きました。
最後に、有坂先生は自身の体験から「患者さんの心情に寄り添い、信頼関係を築きながら、その職の知識を活用し共に歩んでほしい」と職員に向けた想いを伝えてくださいました。
わたしたち医療従事者にとって、患者さんの願いを知り、患者さんの立場にたって考えることを見つめ直す貴重な機会となりました。有坂先生、あいいろのツバメプロジェクトの皆さん、心に残る講演会をありがとうございました。
※有坂先生は、長野市立東条小学校にて教員生活をスタートし、その後、他校の教頭だった2016年12月にALSを発症。現在、自宅療養をしながらSNS等にて闘病生活や教諭時代の記録を基にした「命のメッセージ」を発信されています。「あいいろのツバメプロジェクト」は、有坂先生とその教え子たちによって2023年2月に結成。主に小中高生へ、だれもが生きたいように生きられる権利や幸せについて考える有坂先生の命の授業を届ける非営利団体のプロジェクトです。