外陰部、鼠径部のできもの
外陰部(おまた)や鼠径部(足のつけ根)のできものは、「恥ずかしくてなかなか相談しにくい」という方も多いのではないかと思います。長年、症状を我慢している方もおられますが、痛みや出血などを伴うと日常生活にも支障をきたしてしまいます。また、病変が小さいうちは外来通院で対応が可能ですが、大きくなれば入院治療が必要となることがあります。 当科は常勤の女性医師2名と非常勤の男性医師1名で診療を行っています。医師のご希望がある場合は事前にお伝えください。
よくある質問
- 痛みや腫れを伴い、よくなったり悪くなったりを繰り返しています。
- 飲み薬や塗り薬で一時的に症状がおさまることもありますが、何度も同じ場所で繰り返している場合、粉瘤(ふんりゅう)の可能性があります。しこりになっている部分を切除することで繰り返す炎症を鎮めることができるかもしれません。小さいものであれば、局所麻酔(部分麻酔)下に、日帰り手術で対応可能です。
- 突出したイボのようなものが長年あり、時々服に引っかかって邪魔になったり出血することがあります。
- メスで切り取り縫合する方法、高周波メスを用いてイボの根元から切り取る方法があります。切除した病変は病理検査を行い、悪性のものでないか確認します。
診察時に、必要に応じて超音波検査をはじめとした各種画像検査や生検(組織を一部切り取る病理検査)などを行います。 手術は、傷あとがなるべく目立ちにくくなるように組織の層と層を合わせるような縫合方法で行っています(皮下縫合、真皮縫合)。 手術の内容によって術後の痛みや出血が心配な場合は、入院で対応します。