当院の輸血療法に関する基本方針

  1. 宗教上の理由等により輸血を拒否する信念は、人格権を構成する信教の自由に基づく権利であることを理解し、尊重します。 しかしながら、生命を救うために輸血が必要である場合、その必要性と輸血を行わない場合の危険性等を十分ご説明いたします。
  2. 当院は、「いかなる場合でも輸血しない」という「絶対的無輸血」には、原則同意いたしません。
  3. 当院では、宗教上の理由等により輸血を拒否される患者さんより「輸血拒否と免責に関する証明書」を提出していただきます。
  4. あらかじめ輸血が避けられないと判断されるにもかかわらず、輸血の同意をいただけない場合、当院での治療は困難です。 その場合、他医療機関での治療をお勧めいたします。
  5. 大量出血による救急搬送時、未成年者(15歳未満)の場合、または意識障害などで本人の意思を明記した「携帯カード」を確認できない場合、救命目的の輸血が必要な状態と判断した場合には輸血治療を行うことがあります。

絶対的無輸血とは、患者の意志を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方。

相対的無輸血とは、患者さんの意志を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが輸血以外に救命手段がない事態に陥った時には輸血を行うという立場・考え方。


令和3年3月19日
長野県厚生農業協同組合連合会
長野松代総合病院
統括院長 瀧澤 勉

お問い合わせ先

JA長野厚生連

長野松代総合病院

〒381-1231

長野県長野市松代町松代183

TEL:026-278-2031

FAX:026-278-9167

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