blog

2019年9月5日

介護予防教室『認知症のお薬について』を開催しました(8/28)

介護予防教室『認知症のお薬について』を開催しました(8/28)

介護予防教室『認知症のお薬について』を開催しました。
今回は講師の渡辺紀子 薬剤師が、認知症の治療に使われる薬の種類や効果、飲み方の注意点について解説しました。また記憶力や理解力の低下など日常生活に支障をきたしやすい薬についても説明しました。

認知症の症状は、「中核症状」と「周辺症状」に分けられます。中核症状は、記憶力が低下したり、時間・場所がわからなくなる、言葉が出にくくなるなどの認知機能症状がある一方、周辺症状では妄想・幻覚・不眠・徘徊などの行動・心理面での症状が出ます。このため、認知症の治療薬として、中核症状には認知症治療薬、周辺症状には個々の症状を改善させる薬(睡眠導入剤・抑うつ剤など)が使用されています。

また、認知症治療薬は認知症を完全に治療することはできず、進行を遅らせる効果があります。渡辺薬剤師は、「認知症治療薬によって家事や趣味等に対する意欲・興味が出てきたり、置き忘れが減ったり、挨拶ができるようになるなど、症状の改善が見られることがある」と説明しました。しかし、自己判断で薬を飲むのをやめると、飲み始める前より症状が悪化する「リバウンド」が起こるとのことで、渡辺薬剤師は参加者に向けて注意を促しました。

参加者の方々からは「薬の内容は難しかったが勉強になった」「薬の管理、服用の注意点など参考にしたい」との声が聞かれました。


介護者・介護予防教室は、介護方法の知識の習得や、高齢者ができるだけ要介護認定を受けず健康でいきいきとした生活を送ることを目指し、5月から11月の毎月2回程度(年12回)開催しています。本年度の介護者・介護予防教室の日程や詳細については下記のページをご覧ください。


次回 9月11日(水)10:00~ 松代公民館
介護予防教室『人生会議をご存知ですか』 講師 菅原優子 訪問看護師

お問い合わせ先

JA長野厚生連

長野松代総合病院

〒381-1231

長野県長野市松代町松代183

TEL:026-278-2031

FAX:026-278-9167

お問い合わせ