2015年3月9日
研修会「医療面接~がんの告知~(第3回)」を開催しました
平成27年3月2日(月)、研修会「医療面接~がんの告知~(第3回)」を開催しました。
第1回、第2回に引き続き、患者さんとその家族にとっての「悪い知らせ」をどのように伝えるのが最善か、中田岳成 消化器外科統括部長(がんサポートセンター責任者)の講演と、初期研修医2名が医師役、職員が患者役・家族役・看護師役・ケースワーカー役となってロールプレイを行いました。
ロールプレイに参加した初期研修医からは「医療者側は絶望も希望も与える立場であることを実感した。少しでも希望を与えられるよう努力したい」「話し合いが思い通りにいかないといった難しさを学んだ」など感想がありました。また、患者や家族役として参加した職員からも「話し合いの中で患者さん本人の意見を尊重できるよう心がけたい」「患者本人が言いたいことを言えない状況のつらさが分かった」など感想がありました。
患者さんを取り巻く環境や家族間の人間関係によって想定される状況は様々ですが、その中でどのように話をするのが良いか、何に留意するべきかを学ぶ有意義な研修会となりました。