地域医療フォーラムinながの(第30回地域医療懇談会)を開催しました
平成29年11月25日(土)、地域医療フォーラムinながの(第30回地域医療懇談会)を院内ホールまほろばで開催し、地元住民の皆さんを中心に約160名が参加しました。
地域医療フォーラムは、地元住民の皆さんに医療や健康に関する話題を提供し、親しく意見を交わし、病院や地域に関する理解を深めていただくことでよりよい地域医療を提供するため毎年開催しています。
医療講演では、前川 智 消化器内科部長より『がんは予防が大切です～胃がん、大腸がん、食道がんの内視鏡治療について～』と題して、それぞれのがんの症状や治療方法を実際の内視鏡画像や動画を見ながらわかりやすくお話いただきました。近年、胃がんや大腸がんで亡くなる方は増加傾向にあります。いずれのがんも胃カメラ、大腸カメラを定期的に受け、早期で発見すれば体表に傷をつけずに内視鏡で切除できるとの説明があり、改めて定期検診の重要性が示されました。講演後には参加者の方から次々と質問があり、大いに盛り上がりました。
そのほか、リハビリテーション部松井克明技師長より運動指導として、口の周りの筋肉をリラックスさせ唾液の分泌を促す「嚥下体操」が行われました。予防医療に関する話題提供・意見交換では、田中俊憲感染症内科部長より、高齢者の肺炎と帯状疱疹に対するワクチンについて、健康管理部保健師からはがん検診についての話題提供がありました。田中先生の講演では、65歳以上の方は肺炎になると死亡率が急増するとの説明があり、ワクチンを上手に活用し命に関わる重大な病気から身を守るように呼びかけられました。また地域からの話題提供としては、松代地区社会福祉協議会 会長 倉又保雄さんより松代地区における介護予防についてさまざまな取り組みが説明されました。
