2018年 新年を迎えて
本年、長野松代総合病院は開設66年目を迎えます。南長野地区の基幹病院の一つとして、地域の皆さんから必要とされる病院を目指します。具体的には、2病院、2診療所、在宅医療介護のための3施設の機能的活用で安全で良質な医療を継続していきます。
当院では一昨年に竣工いたしました“災害救急強化病棟"により、救急部、血液浄化療法・透析センター、高密度治療病棟(HCU病棟)が著しく充実し運用されています。結果として救急車の搬送件数や夜間救急患者数も増加しています。
本年もこれまで以上に、「より早期に」「より多く」「より高度な」医療を提供してまいります。
施設の充実
本年は歯科口腔外科外来の本格的な改修を行い、より充実した診療が可能となります。 より多くの方の受診を期待します。また地域医療連携センターの施設を拡充し、プライバシーに配慮した個室を新設します。 社会的、経済的、心理的問題や療養後の社会復帰など遠慮なくご相談ください。
診療の充実
昨年4月より、JA長野厚生連病院では初めての肥満専門外来(ダイエット科)を開設しました。 一部自費診療ではありますが患者さんには好評で、問い合わせも増加しています。 また早期がん(食道、胃、大腸)の内視鏡的粘膜下層剥離術も開始し、より専門的な治療が可能となりました。 さらに、脳神経外科では長野県初となる原発性悪性腫瘍に対する光線力学的治療を開始し、小児科では小児漢方外来を開設しました。 精神科デイケア(リワークプログラム)では、患者さんの職場復帰の支援を行い実績を上げています。
診療協力
以前より、JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院の腎臓内科と病理診断科による診療協力を受けていましたが、昨年11月より当院の乳腺甲状腺外科医が篠ノ井総合病院の外来診療も行うようになりました。 今後も互いの診療を補うべく協力体制を構築していく予定です。
附属若穂病院
附属若穂病院は本年4月で開院12年目を迎えますが、多くの病院から患者さんのご紹介をいただいています。 今後も医療必要度の高い慢性期の患者さんを多く受け入れ、早期在宅復帰を目指してリハビリテーションに力を入れていきます。 また在宅医療にも対応し、医療と介護の両面において地域の皆さんに貢献していきます。
本年も約800人の職員が一丸となって地域の皆さんの健康維持に努めてまいります。 最後に、皆さんのご健康とご多幸をお祈り申し上げて新年の挨拶とさせていただきます。
(職員代表一同)
雪景色の松代城址公園と病院
