2018年6月5日
肥満症治療をテーマに「第3回市民健康セミナー」を開催しました
「第3回市民健康セミナー」を平成30年5月27日(日)、ホテルメルパルク長野にて開催しました。
今回は肥満症治療をテーマに掲げ、当院消化器内科部長 前川 智医師より『肥満症の内科的治療について～食事療法と内視鏡的胃内バルーン留置術～』、四谷メディカルキューブ減量・糖尿病外科センター臨床研究管理部部長 関 洋介先生をお招きし『肥満・糖尿病に対するきずの小さな手術治療』についてご講演いただきました。
前川医師から、当院で昨年8月より開始したダイエット診療に関して、糖質制限食による食事療法をはじめとする様々な活動を盛り込んだ教育入院(ダイエット入院)と、食事療法では減量が困難な方を対象とした「内視鏡的胃内バルーン留置術」についての説明がありました。関先生からは、内科的な肥満症治療が難しい重度肥満症の方に対する胃の外科手術について、先生がこれまでに経験された具体的な症例を取り上げながらお話いただきました。
最近、メディアで“糖質制限"について取り上げられるなど、肥満は市民の皆さんの関心が高い話題だったこともあり、約120名の方々にご参加いただきました。アンケートでは「大変わかりやすかった」「食事などに気をつけて努力したい」「食生活について改めて学ぶことができた」などの感想が寄せられました。今回のセミナーは参加された皆さんにとって身近な病気と生活習慣について理解を深め、ご自身の健康に関心を持つ機会となったようでした。
今後も皆さんの疾病予防、健康増進に役立てていただけるようなセミナーの企画を継続していきたいと考えています。
