2021年 新年を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルスの感染拡大が第3波に突入している状況を見て、皆さんも様々な場面で神経を使われていることと思います。
当院では、感染を未然に防ぐため基本的な感染症対策「マスク着用、手洗いの徹底、手指消毒、三密回避、体温測定、十分な換気」を徹底しております。また、ICT(感染制御チーム)が中心となって長野県の警戒レベルに沿った病院独自の行動基準を設け、救急医療、入院、外来診療が支障なく行えるよう職員の健康管理を行い、感染症対策に取り組んでいます。
地域との継続した連携
高齢化に伴い認知症患者は増加傾向にあります。認知機能については入院時より認知症看護認定看護師による介入を行い、退院後は近隣の訪問看護ステーションと連携をとりながら在宅での認知症管理を行っています。
また、今年度は脳血管疾患に関して長野赤十字病院との連携を開始しました。病院間の脳卒中連携として両院に専用のパソコンを設置し、リアルタイムで情報共有ができるようになっています。スムーズに患者搬送できるよう、転院前から「超早期治療」の連携を取り、脳卒中治療に取り組んでいます
回復期リハビリテーション病棟の新設
急性期治療後に身体の機能の回復を図る期間である「回復期」にリハビリテーションを行う専門病棟として、2020年10月、回復期リハビリテーション病棟を南館3階に新設しました。今までは回復期のリハビリテーションを行うために転院をお願いしていたこともありましたが、転院せずに当院でリハビリ治療を行えるようになりました。
今後は、急性期～回復期の治療は長野松代総合病院で、慢性期の療養は附属若穂病院でと一貫して行ってまいります。地域の患者さんが、在宅復帰までを円滑に過ごせるように長野松代総合病院グループとして、院内を整備し地域における医療を充実させていきたいと考えます。
※ただし、入院には厚生労働省が定める要件を満たす必要があります。
地域の皆さまへ
今年度は、新型コロナウイルスの影響で、病院祭・医療展や市民公開講座等を開催することができませんでした。今後は十分に対策を取りながら地域の皆さんへの情報提供の場を設けていきたいと思います。
これからインフルエンザの流行も予想されますが、発熱外来の環境を整えるなど、日々の診療から地域に貢献できるよう取り組んでまいります。
今年も引き続きよろしくお願いいたします。
夜明け(2020年10月30日まつしろ復興応援秋まつり 熱気球から撮影)
