2022年 新年を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
本年度も長野市南部を支える基幹病院として、急性期病棟、回復期リハビリ病棟、そして医療療養までの機能を活かしながら、特色ある医療の提供を行ってまいります。今後も地域の急性期病院ともさらに連携し、急性期治療後に在宅復帰が難しい方には回復期リハビリを、さらに長期の入院が必要な方には附属若穂病院の医療療養を提供し、地域の医療を支えていきたいと思います。
また、2021年は新型コロナウイルス感染症一色の一年でした。
当院は長野市唯一の第2種感染症指定医療機関として感染症病床4床を有しております。長野県や長野市からの要請に応じて新型コロナウイルス陽性患者さんの受け入れを行い、職員が一丸となって新型コロナウイルスと闘ってきました。
当院では軽症～中等症患者さんを受け入れ、他院や保健所との速やかな連携により適切な治療に繋げています。昨年、感染が一旦落ち着いた際に、感染症病床内の陰圧装置(室内の空気を室外に漏らさない装置)の増設やシャワー室の設置、水回りの整備など感染症病床の改修工事を行い、患者さんの受け入れ態勢をさらに整えました。その後、長野市で爆発的に感染が増えた際には最大12床まで増やし、感染症病床の看護師を確保するために、一般病棟の規模を縮小し対応しました。
また、病院でのワクチン接種を行うだけでなくJAビルの職域接種、県や市、長野市医師会が主催する集団接種にも当院職員が協力してきました。
本年度も、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しはいまだ立ちませんが、引き続きICT(感染制御チーム)が中心となって長野県の警戒レベルに基づく病院独自の行動基準に沿い、救急医療・入院・外来診療が支障なく行えるよう職員の健康管理を継続し、感染症対策に取り組んでまいります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
