2014年1月23日

スポーツ整形外科最新技術導入 -自家培養軟骨を使った治療-

平成25年11月より施設基準の認可がおり、整形外科に自家培養軟骨を使った最先端治療を導入しました。 自家培養軟骨を用いた治療は厚生労働省より平成24年7月に日本で初めて承認され、今年4月より保険適用になりました。 この自家培養軟骨による治療を導入している施設は全国でも数十箇所とまだまだ限られており、長野県内では初となります。 軟骨修復治療について、数多くの治療実績を有していることが、今回の認可取得につながりました。

軟骨は、膝などの関節内の骨と骨の間にあり、骨同士がぶつかるのを防ぐクッションの役割をしています。軟骨には血液も神経も通っておらず、骨折しても再びつながる骨と違い、一度損傷すると元に戻りません。 損傷が小さい場合は、影響の少ない場所の骨と軟骨をごく小さく切り取り、軟骨が欠けた部分にはめ込む方法がありますが、大きい場合、有効な治療法はありませんでした。 しかし当院では、今回の自家培養軟骨を使った治療の導入により、これまで難しいと言われていた大きな軟骨損傷の治療も可能となりました。

自家培養軟骨は、軟骨細胞の増殖能力を利用して作ります。患者さん自身から取り出した軟骨細胞をアテロコラーゲンゲル内で培養し、軟骨欠損部位に移植します。 外傷性軟骨欠損症や離断性骨軟骨炎による膝関節の痛みにお悩みの方は、整形外科外来にご相談ください。

自家培養軟骨を使った治療

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