人間ドック

脳ドックのご案内

最近脳ドックに対するニーズが高まり、受診を希望される方が多くなってきました。

当院では皆さまのご希望にお応えして、もっと多くの方により手軽に受けて頂きたく二つのコースをご用意しております。

Aコース 1泊2日ドックのオプションとして
Bコース 脳ドックのみ単独でのお申込み(日帰り)

脳ドックとは

脳の病気で一番多いのは脳の血管障害によって起こる脳卒中です。 この脳卒中の中でも血管が破れて起きる脳頭蓋内出血(脳出血・くも膜下出血)と血管が詰まって起きる脳梗塞とで全体のほぼ90%を占めます。

今まで脳血管を検査するには、血管の中へ造影剤を入れてレントゲンで写し出す手数のかかる検査法しかありませんでしたが、MRIにより造影剤を使わず磁気を使って簡単に脳血管を写し出すことができるようになり、脳血管障害の早期発見、早期治療が可能です。 その他認知症の早期発見などのために認知レベルの程度を調べる認知機能検査・頸動脈の狭窄の有無を調べる頸部超音波検査・血液検査を受けていただき専門医により総合的に診断いたします。

早期発見・早期治療が期待される病気

くも膜下出血 くも膜下出血の原因はほとんどが脳動脈(特にくも膜の内側に走る血管の分岐部)にできるコブ(動脈瘤)の破裂によるものですが、その結果高い率で死亡したり寝たきりになってしまいます。そこで動脈瘤を破れる前に発見し、クリップで止める手術を施すことでほぼ100%の予防が可能です。
無症候性脳梗塞 主に脳動脈硬化により血管が詰まって起こりますが、無症状か軽い頭重感や物忘れ程度の小さな脳梗塞を発見し、必要に応じ治療することで麻痺症状や認知症の予防が可能です。
脳腫瘍・脳血管の奇形など 発病率はあまり多くないようですが、無症状のうちに発見することが可能です。

各コースの料金と検査項目

Aコース

1泊2日(通院2日)人間ドックに併せて行うコースです。

検査項目
超音波検査 頸部超音波検査
臨床・神経心理検査 認知機能検査(浜松式前頭葉機能検査(仮名拾い)、kohs立体組み合わせテスト)
画像診断 MRI、MRA
総合判定 脳神経外科医による診察・結果説明

尿検査・血液検査等は、1泊2日(通院2日)人間ドックの結果を使用いたします。

Bコース

脳ドック単独で行うコースです。

検査項目
身体計測 身長、体重、BMI、体脂肪率、腹囲、血圧
尿検査 検尿(蛋白、糖、潜血、ウロビリノーゲン、沈渣)
生理検査 心電図(安静時)
超音波検査 頸部超音波検査
脂質系 総コレステロール、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、中性脂肪
消化器系 総蛋白、アルブミン、LD(LDH)
血液検査 白血球数、赤血球数、血色素量、ヘマトクリット、血小板数、MCHC、白血球五分画、血小板凝集能
糖尿病 空腹時血糖、HbA1c
泌尿器系・その他 尿素窒素、クレアチニン、尿酸、血清鉄、Ca、CK(CPK)
臨床・神経心理検査 認知機能検査(浜松式前頭葉機能検査(仮名拾い)、kohs立体組み合わせテスト)
画像診断 MRI、MRA
総合判定 脳神経外科医による診察・結果説明

検査に際し、ご注意いただきたいこと

お問い合わせ先

JA長野厚生連

長野松代総合病院

〒381-1231

長野県長野市松代町松代183

TEL:026-278-2031

FAX:026-278-9167

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