薬剤部の特色

現在薬剤部は、17名の薬剤師と3名の事務職員で業務を行っています。 業務内容としては、調剤、注射薬個人セット、高カロリー輸液・抗がん剤などの調製、医薬品情報業務、検査・手術前における中止薬の確認、病棟薬剤業務、薬剤管理指導および各種チーム医療の参画などであり、病院内の薬剤に関する業務には、ほぼ薬剤師が何らかの形で関わっています。 特に、薬剤師の病棟業務には以前から力を入れており、ハイケアユニット(HCU)を含めた全7病棟に病棟薬剤師を配置しています。 病棟薬剤師は、年間10,000件以上の薬剤管理指導に加え、病棟での薬剤管理や患者状況および持参薬の確認に基づく処方設計と提案なども以前から行っていたため、2012年度に新設された病棟薬剤業務実施加算もスムーズに算定できました。

病床数と業務内容からして、薬剤師の人数が少ないのでは?と思われたかもしれません。 薬剤師17名でこれらの業務を行えている秘訣は、根性と長時間勤務・・・ではなく、システム化と機械化にあると考えています。 電子カルテで患者に使用する薬を、持参薬も含めて一元管理し、さらに薬剤管理指導支援システムを利用することで、業務の効率化に加え、患者背景・治療経過などの情報共有を容易にしています。 また、注射薬払い出しシステムや調剤支援システムは、調剤業務の大幅な負担軽減に役立っています。全自動錠剤分包機は2017年12月に更新しました。 一見すると、ジュースやコーヒーが買えそうな新しい自動販売機のようにも見えますが、残念ながら出てくるのは薬だけです。 PTPシートのGS1コードを用いたコンベアへの手撒き薬剤の認証機能や、半錠用の錠剤カセットなどの新たな機能が加わり、よりミスの少ないスピーディーな調剤が可能になりました。

薬剤師の業務は対物業務から対人業務にシフトしています。 薬剤師が対する人は患者だけでなく、同僚薬剤師や医師・看護師などの他の医療スタッフと協働することも多くなっています。 対物業務の中で機械化できる部分は機械に任せ、人でなければ出来ないことの多い対人業務に、薬剤師が力を注ぐことで、より有効性・安全性の高い薬物治療に貢献していきたいと考えています。

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