看護部通信
2015年3月23日
新卒看護師1年振り返り研修を行いました
3月16日、平成26年4月に入職した新人看護師37名の1年振り返り研修を行いました。
新人看護師たちの『受け持ち患者との関わり』についてのレポートを発表した後、「成長できたこと、今後に活かしていくこと」をグループワークで話し合い、代表者が発表しました。
成長できたこととして、
・看護技術や知識に加えて、優先順位をつけて業務ができるようになった
・患者、家族の思いを傾聴でき患者の立場で考えられるようになった
・退院後の生活を見据えた看護介入として社会資源の導入などについてのアドバイスができ、患者だけでなく、その家族との関わりを持つことができた
今後に活かしていくこととしては、
・患者の人生という大切な時間に関わっているということを考えて看護していきたい
・先輩からの指導やサポートで自分自身が成長できたことを忘れずに後輩に関わっていきたい
・「患者の枕元に立つ」ことが看護の原点であることを忘れずに、笑顔で患者のベッドサイドに足を運びたい
・受け持ち看護師としての役割を更に明確にして、入院から退院まで責任と継続性のある看護を提供していきたい
など、2年目に向けた目標を全員で確認し合いました。教育・実践・指導を通じて少しずつ自信をつけて看護師としてのスキルを身につけてきたプロセスを垣間見ることができました。
新人看護師37名全員が揃って2年目を迎えられたことは、新人看護師の努力と頑張りがあったことに加えて、新人看護師が自分の力量や知識に自信を失い痛みや悲しみに遭遇した過程で、先輩看護師たちのサポートがタイムリーに行われた成果であると感じます。
終了後には、それぞれがプリセプターからの心のこもった「賞」をもらい笑顔と涙でいっぱいでした。
平成27年4月1日には、彼らは先輩として新たなスタートを切ることになりますが、1年間の学びをもとに更なる成長を期待しています。