注射薬払出装置
このロボットは、パッと見はただの大きなキャビネット。ですが実に賢いシステムのかたまりです。
医師の処方箋に添って、まずコンピューター上で必要な薬品について入力します。
そのオーダー情報がLAN経由で送られ、ロボットが各棚から必要な薬品を、必要な数だけピックアップ。
注射薬や使用時のラベル、ピックアップしたアイテムが一覧できる伝票も含めて、払い出し用のトレーに乗せてくれるというわけです。
薬剤の入ったアンプルがたとえガラス製であったとしても、ソフトなハンドリング技術によって丁寧に扱われ、割れることなく取り出されます。
このロボットシステムにより薬剤師の業務が大幅に軽減されています。
錠剤分包機
2017年12月に新機種を導入しました。とてもスタイリッシュでぱっと見コーヒーやジュースの自動販売機のようですが、出てくるのは薬だけです。処方せんに基づき分包してくれます。本体にはディスプレイが埋め込まれており、稼働状況や用紙切れ、手撒きのお知らせなどが表示されます。また、ディスプレイはタッチパネルで操作性は上々です。手撒きやカセットへの錠剤の充填の際には過誤防止の目的でバーコード認証機能も搭載されています。
調剤監査支援システム
モバイル端末を使用して処方箋・薬袋と薬剤をバーコードで照合することで調剤過誤を大きく削減することができています。
薬品の包装に印字されたバーコードの照合はもちろん、当院では一包化した薬剤や散剤においても、分包紙にバーコードを印字させることで照合を可能にしています。
散剤監査システム
散剤分包機
こちらも2017年12月に導入しました。 散剤監査システムと連動しており、秤量が完了すると自動で包数や患者名がセットされ、スタートボタンひとつで分包できるという優れものです。 印字の自由度も高く、高性能な一台です。
薬袋作成機
クリーンベンチ・安全キャビネット
高カロリー輸液や抗がん剤を調製するための設備です。 クリーンベンチは無菌的に輸液の混注業務を行い、安全な薬物治療に貢献しています。安全キャビネットは抗がん剤による調製者の被曝防止のため使用しています。
DI室
薬品倉庫
薬剤管理指導支援システム
高度な服薬指導を、より充実したものにするため、豊富なデータベースに基づく画面構成や各種帳票発行により、薬剤師が患者さんに服薬指導する際に必要な情報や薬剤知識を一定水準に保つことができます。
患者さんに安心して正確に服用していただけるためのサポートシステムです。