整形外科後期研修医ダイジェスト

病棟編

当院では、病棟業務もチーム医療で行っています。形式上は主治医制度を取っていますが、回診はその日の回診当番の医師が行います。さらに毎週月曜日の午後には院長以下整形外科医師全員・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士の総勢30名前後で総回診が行われます。「白い巨塔」の教授回診を連想させる、とても迫力のある大行列です。このようにして全員で診察し、全員で治療方針を決定するのです。

一般的な主治医制度では、自分の受け持ち患者さんの容態が悪くなると、そのまま何日も病院に泊まり込んだり、帰宅してもすぐに呼び出されたり、週末も毎日のように病棟に顔を出さなければなりません。同僚や上司に相談したくとも、なかなか親身になって相談に乗ってくれないことが多いのが実情です。主治医の体力が持たないばかりでなく、患者さんにとっても適切な医療が受けられなくなる可能性があります。「チーム医療」を標榜しながらも、実際には主治医に全て押し付けられていたり、全員が中途半端に受け持っていたりすることも多いのが実情ですが、当院では名実ともにチーム医療で対応しています。入院患者さんをすべて把握するというのは容易なことではありませんが、慣れてしまえばどうということはありません。自分の当番日以外であれば、平日の深夜や週末のオフに英気を養うこともできます。いつ呼び出されるか分からないという重苦しい心理的ストレスから開放され、じっくりと医学書に読みふけったり、論文を執筆したりして、医師としての素養を身につけることも、社会に貢献できる医師になるためには必要なのではないでしょうか。

もちろん、何かとてつもなく重大な問題が発生した場合には、あくまで主治医がチームを引っ張るべきであることは言うまでもないことですが。

総回診
総回診の様子。
総回診
毎週月曜日の午後には病棟で総回診が行われます。