内視鏡的胃内バルーン留置術

内視鏡的胃内バルーン留置術とは

100kg以下の中等度肥満の方はダイエット入院を行うだけでも十分に効果があります。ただ、100kgを超えるような高度肥満の方は、食事療法のみでは理想体重に達しない場合があります。

当院ダイエット科では2017年8月より、1980年代後半から欧米を中心に施行され、内科的治療と外科的治療(手術)の中間に位置する「内視鏡的胃内バルーン留置術」を開始しました。 担当の前川医師はこれまで、この「内視鏡的胃内バルーン留置術」を日本国内歴代1位となる102例に施行し、バルーン留置後12ヶ月で平均15kgの体重減少効果を認めています。

治療対象となる患者さん

食事療法では減量が困難なBMI 27kg/m²以上の方。ピロリ菌感染者に関しては除菌が必須であり、入院前にピロリ菌のチェックを行い、感染者に対して除菌治療を行った上で胃内バルーン留置を行います。

治療の流れ
シリコン製のバルーン

2泊3日の入院にて治療を行います。
経鼻内視鏡で観察しながら、胃内にシリコン製のバルーンを入れます。そのバルーンの内部を生理食塩水で満たし(直径約10cmの大きさになります)、そのまま胃内に6ヶ月間留置します。治療は簡単な麻酔のみで行われ、身体に傷も残らず、通常の胃カメラ検査の感覚で実施される10分程度の治療です。6ヶ月後、経口内視鏡を用いて胃内バルーンを穿刺・抜去します(抜去には入院の必要はありません)。

肥満の合併症の有無をチェックするため、外来初診時に血液・尿検査、糖負荷試験、腹部エコー、腹部CT(内臓脂肪面積測定)を行い、後日胃カメラ・大腸カメラにより消化管スクリーニングを行います。

胃内バルーン留置中の6ヶ月間、および胃内バルーン抜去後1年間は月1回の外来受診をしていただき、毎回医師および栄養士による糖質制限食の栄養指導を行います。

また、胃内バルーン抜去後のリバウンド防止のため、糖質制限食の食事療法を中心とした1週間の教育入院である ダイエット入院 もお勧めしています。

なお、当科ではFDA(アメリカ食品医薬品局)で認可された、全世界で9割以上のシェアを占める安全性の高いORBERA®というバルーンを使用しています。

<治療上の注意>

胃内バルーン留置を行ってから4~5時間後から約2日間、吐き気や嘔吐などの腹部症状が持続することが多く、医療用の食事代替食品(フォーミュラ食)による食事療法および点滴治療を行うため、2泊3日の入院加療を行います。


※1年間のバルーン留置をご希望の方は、1年タイプのバルーンをご用意することも可能です。

治療イメージ動画(クリックすると再生します)
胃内バルーンの留置(イメージ)
胃内バルーンの留置(イメージ)
胃内バルーンの留置(内視鏡画像)
胃内バルーンの留置(内視鏡画像)
胃内バルーンの抜去(内視鏡画像)
胃内バルーンの抜去(内視鏡画像)
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治療にかかる費用

内視鏡的胃内バルーン留置術は保険適用ではなく自費診療で行います。 材料費、薬剤費、入院にかかる費用はおおよそ35万円(税別)(個室代、食事代含む)となります。 なお、嘔吐の症状があるため個室とさせていただきます。

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JA長野厚生連 長野松代総合病院 ダイエット科
TEL:026-278-2031(代表)

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