神経内科
診療科紹介
神経内科医常勤の総合病院として、また南長野地域の中核病院として、入院検査・治療体制を十分に生かし、地域の役に立つことを目標としています。
対象疾患
パーキンソン病、脱髄疾患(ギランバレー症候群、多発性硬化症)、脳血管疾患、膠原病、認知症などを対象としております。
診療方針
神経内科疾患には、神経症状が突然生じる疾患と、亜急性あるいは慢性に経過する疾患がそれぞれ存在します。
頭痛・嘔吐・発熱で発症する髄膜炎には、細菌性とウイルス性があり、一般に急性細菌性髄膜炎は重篤な経過をたどり、後遺症を残すことがあります。 早期に検査と治療を行う必要があります。 当院では24時間体制で髄液検査が行えます。 仮に髄膜炎でなくても、安心のために検査を施行することにしております。
さらに薬物中毒、一酸化炭素中毒なども検査キットや高気圧酸素療法による治療などを行うことができます。
発症後数日以内の筋力低下、しびれ感は膠原病を始めギランバレー症候群などの可能性も高く、脊髄MRIなど緊急度を鑑みて、当日あるいは数日以内に検査ができます。
数週から数ヶ月、数年間の亜急性的あるいは慢性的な疾患としては、認知症の患者さんが非常に多くなってきており、精査および治療を行っております。 特に治せる認知症に関しては頭部CTや血液検査を当日積極的に行いますので、ご紹介をお願いします。
また、パーキンソン病などの変性疾患も長い期間で治療が必要であり、内服量の調節など、手間の掛かることが多く、入院を含め、ご連絡をお願いします。
専門的な神経治療は当科で行いますが、高血圧症、脂質異常症などのご紹介時にご加療いただいています病気については、引き続き御加療をお願いしております。
診療体制
外来は、日本神経学会専門医・指導医が毎週火・水・金曜日に専門診療を行っています。 急性疾患の場合は他の日もご連絡いただければ当日あるいは翌日の診察・入院が可能です。慢性期は外来予約などさせていただきます。
診療最前線
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長野松代総合病院だより 第108号(2018年7月15日発行)
- 当科の特徴
- 病気の治療について
- 髄膜炎・脳炎など
- パーキンソン病
- 眼瞼痙攣
- 筋萎縮性側索硬化症
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長野松代総合病院だより 第128号(2023年夏号)
- 神経疾患とリハビリテーション
- 神経疾患の治療とリハビリ
- 脳卒中
- 認知症
- パーキンソン病
- 回復期リハビリテーション病棟とは
スタッフ紹介
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- 内科統括責任者
- 神経内科部長 (診療部長)
- 1990年医師免許取得
- 日本神経学会専門医・指導医
- 日本内科学会総合内科専門医・内科指導医
- 日本医師会認定産業医
- 医学博士(信州大学)