泌尿器科
診療科の特色
泌尿器科では腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路と前立腺、陰茎、精巣を含めた男性生殖器の疾患を扱っています。副腎の手術も当科で扱っています。 糸球体腎炎などの内科的腎疾患や透析は腎臓内科が担当しています。
対象疾患
副腎腫瘍、腎腫瘍、腎結石、尿管結石、膀胱腫瘍、前立腺癌、前立腺肥大症、過活動膀胱、腹圧性尿失禁、精巣腫瘍、尿路感染症、尿路性器奇形、二次性徴障害、 ED(男性性機能不全)、男子不妊症などです。
診療方針
当科ではレーザーを用いた先端治療を行っています。
前立腺肥大症に対してはHoLEP(ホーレップ,経尿道的レーザー前立腺核出術)を行っています。 利点として、「出血が少ないため輸血の可能性が低い」「大きな前立腺でも治療できる」「再発が少ない」などがあります。
尿管結石に対してはf-TUL(エフ‐ティーユーエル,軟性尿管鏡を用いたレーザー手術)を行っています。 体外衝撃波結石破砕手術(ESWL,イーエスダブルエル)は比較的簡単な治療ですが、結石の大きさや硬さによって治療効果にばらつきがあり、複数回の治療が必要になることも少なくありません。 TULの利点は「確実な砕石」「結石の摘出がその場でできる」などがあります。
診療実績
2022年度
経尿道的尿路結石除去術(超音波下に行った場合も含む) | 73件 |
HoLEP | 89件 |
診療体制
常勤の泌尿器科医師3名(泌尿器科学会専門医)と非常勤医師3名で診療を行っています。
National Clinical Database への症例登録について
当科では、体系的に登録された情報に基づいて、医療の質改善に向けた検討を継続的に行うことを目的にNCD(National Clinical Database)への症例登録を行っております。
診療最前線
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長野松代総合病院だより 第127号(2023年春号)
- 前立腺肥大症とは
- 当院の前立腺肥大症治療について
- 水蒸気治療のしくみ
- 水蒸気治療の特徴
- 水蒸気治療の適応
知っておきたい診療技術
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長野松代総合病院だより 第107号(2018年4月1日発行)
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開腹しない手術 泌尿器科レーザー治療
- 前立腺肥大症の場合
- 尿路結石の場合
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開腹しない手術 泌尿器科レーザー治療
スタッフ紹介
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- 泌尿器科統括部長
- 1987年医師免許取得
- 日本泌尿器科学会専門医・指導医
- 信州大学医学部臨床教授
- 医学博士(信州大学)
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- 泌尿器科主任医師
- 2015年医師免許取得
- 日本泌尿器科学会専門医
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- 泌尿器科主任医師
- 2017年医師免許取得
- 日本泌尿器科学会専門医
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- 泌尿器科医師 (非常勤)
- 2004年医師免許取得
- 信州大学泌尿器科
- 日本泌尿器科学会専門医・指導医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
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- 泌尿器科医師 (非常勤)
- 元長野松代総合病院 泌尿器科部長
- 2002年医師免許取得
- 日本泌尿器科学会専門医・指導医
- 日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
- 日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定制度認定医
- 排尿機能専門医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- ロボット(da Vinci)手術認定医
- 難病指定医(泌尿器科)
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- 泌尿器科医師 (非常勤)
- 1981年医師免許取得
- 日本泌尿器科学会専門医・指導医
- 日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医