放射線科
診療科紹介
近年、治療方針の決定には画像診断の重要性がますます高まっています。 当科では各診療科からの様々な画像診断の要望に応えるため、医療機器を充実させ、正確で良質な画像情報の提供に努めています。
業務紹介
当科は診療放射線部の業務を管理し、診療放射線技師が撮影したCT、MRI、核医学検査を中心に詳細な読影を行い正確な画像診断を検査依頼医に提供しています。
また、高額医療機器の共同利用推進のため、院外からの検査依頼を積極的に受け入れています。 検査依頼の連絡をいただいてから、おおよそ1~2週間以内には検査を受けていただくことが可能です。 撮影された画像は電子媒体(CD)に保存し読影レポートと共に提供しています。
業務の特色
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MRI装置(3.0テスラ1台、1.5テスラ1台)
MRI装置は高精細な画像が得られる3.0テスラMRI装置と広範囲の撮影が可能な1.5テスラMRI装置の2台で検査を行っています。人間ドックのオプション検査として「脳ドック」や「肝臓・膵臓MRI検査」にも積極的に取り組んでいます。また、ダイエット科と連携して脂肪肝の検査も行っています。 -
CT装置(128列デュアルソースCT1台、64列CT1台)
通常のCT装置はX線管球を1台のみ搭載しているのに対し128列デュアルソースCTはX線管球を2台搭載した唯一の装置です。通常のCT装置と比べて2倍の時間分解能を持っており、心臓などの動きの激しい部位の撮影を得意としています。
64列CTは、最新の金属アーチファクト(偽像)抑制技術が導入されており、体内に金属インプラントが埋め込まれている方でも従来のCT装置と比較して、より鮮明な画像を得ることができます。また、逐次近似画像再構成法により低線量での撮影が可能となっています。 -
タスクシフト/シェア(診療放射線技師による静脈路確保)
多忙な医師や看護師の負担軽減を目的として、当科ではCT・MRIの造影検査(造影剤を静脈から注入して撮影する検査)において診療放射線技師が静脈への造影剤注射を行っています。注射を担当する診療放射線技師は厚生労働大臣が指定した研修を修了後、さらに院内での研修を行い十分な知識と技術を身につけ業務に臨んでいます。 -
フラットパネル検出器型乳房撮影装置 1台
NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構が主催するマンモグラフィ検診施設・画像認定を受け、質の高い画像を提供しています。 検査は女性技師のみが担当していますので安心して検査にいらしてください。 -
その他装置一覧
2検出器型ガンマカメラ1台、デジタルX線テレビ装置3台(トモシンセンシス対応2台)、骨密度測定装置1台、歯科用CT装置1台、外科用イメージ装置3台、回診用ポータブル撮影装置3台、DRシステム、等
診療実績
2023年度
一般撮影 | 50,637件 |
MRI検査 | 7,102件 |
CT検査 | 16,268件 |
核医学検査 | 339件 |
マンモグラフィ | 2,471件 |
骨密度測定検査 | 5,062件 |
透視造影検査 | 1,228件 |
合計 83,107件
おもな取り組み
- マンモグラフィ検診画像認定施設取得(2009年~)
- 第一種衛生管理者 1名
- シニア放射線技師 1名
- 肺がんCT検診認定技師 1名
- X線CT認定技師 1名
- 検診マンモグラフィ撮影認定技師 2名
- Ai認定放射線技師 1名
- 放射線被ばく相談員 1名
- 医療画像情報精度管理士 6名
- 放射線管理士 3名
- 放射線機器管理士 3名
業務体制
- 日本医学放射線学会放射線診断専門医 2名 (常勤1名、非常勤1名)
- 診療放射線技師 19名 (常勤18名、臨時1名)、看護師 1名
スタッフ紹介
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- 放射線科部長
- 診療放射線部管理部長
- 2004年医師免許取得
- 日本医学放射線学会放射線診断専門医
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- 放射線科医師 (非常勤)
- 1984年医師免許取得
- 日本医学放射線学会放射線診断専門医
- 日本核医学会専門医
- 第一種放射線取扱主任者
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- 診療放射線部技師長(診療放射線技師)