腎臓内科、血液浄化療法・透析センター

診療科紹介

血液浄化療法・透析センターでは治療用ユニット20床の透析ベッドを有し、松代地区を中心とした長野市内外から幅広く透析患者さんを受け入れ、慢性腎不全に対する治療として維持透析を週に3~4回、1回約4~6時間の外来維持透析を行っています。また、入院透析は他の医療機関からの転院や他の診療科の入院治療手術に伴う入院維持透析も対応しています。

維持透析は通常の血液透析(HD)の他に、患者さんの症状に合わせた血液濾過透析(HDF)や無酢酸透析(AFB)などを行っています。その他に、急性腎不全や重症感染症(敗血症)、多臓器不全に対しては、血漿交換(PE・DFPP)、血液吸着(PMX・DHP)、持続緩除式血液濾過透析(CHF・CHDF)、血漿吸着(ビリルビン吸着・LDL吸着)、腹水濾過濃縮再静注法などの血液浄化療法も行っています。

腎臓内科は毎週水曜日・木曜日(第2・4)に腎臓疾患・動脈硬化疾患を対象として診療しております。

対象疾患

末期腎不全(糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症、多発性嚢胞腎、悪性高血圧など)、急性腎不全、薬剤性腎障害、劇症肝炎、ギランバレー症候群、脂質異常症、膠原病、潰瘍性大腸炎、高尿酸血症、敗血症などのエンドトキシン血症、血液透析疾患、各種薬物中毒など

診療実績

2015年度

新規血液透析導入:7名
血液透析実施回数:4,200回
持続緩除式血液濾過透析実施回数:50回
血液吸着実施回数:10回
腹水濾過濃縮再静注法:15回
ブラッドアクセス手術:5~10件
 内シャント(自己血管、人工血管)、長期留置カテーテル留置など
血管造影検査や経皮的血管拡張術(PTA)など:5~10件
 シャント血管の狭窄に対するもの
シャント超音波検査、シャント血流検査:80~100件
シャントCT造影検査:20~30件
信州大学への紹介による腎生検:8件

診療の特色

平成28年2月26日より新棟に移動し、センターの広さは既存面積の1.6倍となりました。治療用ユニット1床あたりの面積が広く、ゆったりとした作りとなっており、従来よりも快適に治療を受けていただくことができます。

当センターでは、透析液の清浄化に積極的に取り組んでいます。これは、水処理装置から患者さんへの透析監視装置まで徹底して水質の管理を行い、現在では透析液が血液の中に入っても安全な厳しい基準をクリアした超純水な透析液を提供しております。そして、この清浄化された透析液が直接血液に入る人工透析装置を平成24年5月より運用しています。この装置は、On-line HDF療法も実施可能であり、通常のHDでは取れない中分子領域の物質も除去できるため、かゆみや骨や関節症状の軽減が期待できます。また、透析中の血圧が下がりにくくなるため、透析患者さんにとって安心して受けられる治療となっています。

また、松代~長野市周辺への観光の拠点として頂くために県外からの旅行に伴う臨時透析も積極的に受け入れています。当院血液浄化療法・透析センターは長野インターより車で約5分と交通の便もよいため、臨時旅行透析をご希望される方は、日程が決まり次第早めに血液浄化療法・透析センターまでお問い合わせ下さい(治療ベッドの都合により、お引き受けできない場合もあります)。

腎臓内科では、慢性腎臓病(CKD)の診療に重点を置いて診療しております。具体的には、学校や職場健診で尿蛋白や尿潜血陽性を指摘された方に詳しい検査(超音波や尿化学検査)をして腎炎の可能性がないかを判断しています。もしも腎炎の可能性があった場合には信州大学病院と連携をとり「腎生検」を行っております。また、生活習慣病(高血圧・糖尿病・コレステロール異常・高尿酸血症・貧血・喫煙・肥満)が原因で起こる、心臓病・脳卒中・腎障害・下肢血流障害予防に対しても熱心に取り組んでおります。それ以外にも膠原病(免疫の異常によって起こる病気)によって起こる比較的稀な腎臓病に関しても対応しております。

患者さんが「透析にはならないように」を主体に考えた診療を提供しております。

診療体制

血液浄化療法・透析センターでは日曜日を除く毎日、医師、看護師、臨床工学技士によるチームで治療を行っています。 なお、CHDF、PMXなどは24時間対応で行っています。 透析装置は個人用透析装置2台、多人数用透析装置11台で月・水・金曜日が午前・午後、火・木・土曜日が午前に透析治療を行っています。 また、透析スタッフは、透析指導看護師・透析技術認定士取得看護師1名と透析技術認定士取得の臨床工学技士4名が在籍しております。

腎臓内科の外来は毎週水曜日9時30分から行っています。外来診察後に栄養指導やインスリン自己注射指導を管理栄養士や薬剤師から行います。

スタッフ紹介
  • 酒井 寿明
    • 血液浄化療法・透析センター長 (内科)
    酒井 寿明
    • 1990年医師免許取得
    • 日本内科学会認定内科医
  • 中川 龍男
    • 血液浄化療法・透析センター副センター長 (泌尿器科)
    中川 龍男
    • 1987年医師免許取得
    • 日本泌尿器科学会指導医・専門医
  • 清水 剛
    • 血液浄化療法・透析センター副センター長 (心臓血管外科)
    清水 剛
    • 1985年医師免許取得
    • 日本循環器学会認定循環器専門医
  • 宮原 隆成
    • 血液浄化療法・透析センター医師 (内科)(副院長)
    宮原 隆成
    • 1988年医師免許取得
    • 日本内科学会指導医および総合内科専門医
    • 腎臓内科医師・血液浄化療法・透析センター医師(非常勤)
    山口 晃典
    • 2010年医師免許取得
    • 信州大学腎臓内科
    • 日本内科学会認定内科医
お問い合わせ先

JA長野厚生連

長野松代総合病院

〒381-1231

長野県長野市松代町松代183

TEL:026-278-2031

FAX:026-278-9167

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